プロが教えるVISAであえてリボ払いして10円だけ金利を発生させてANAマイルをお得に貯める方法

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マイルをたくさん効率よく貯めたいですよね。

「どうやったらより多くのANAマイルを貯めることができるのか知りたい。」

この記事ではこのように質問にお答えします。

本記事の内容は、

「あえて毎月リボ払いにしてうまく計算すれば金利を少なくしてボーナスポイントをANAマイルに交換して貯めることができます。」

この詳細を解説していきます。

Contents

なぜあえてリボ払いするの?→ボーナスポイントが貯まるから!

最初に疑問に思うのが、なぜあえてリボ払いにするのかですよね。

それはVISAのワールドプレゼントポイントのボーナスポイントが貯まるからです。

ワールドプレゼントポイントとは?

ワールドプレゼントポイントとは、カードの利用金額に応じてもらえるポイントのことです。

貯めたポイントをマイルに移行できるし、他の景品などにも交換ができます。

ワールドプレゼントポイントには2種類あります。

  • 通常ポイント
  • ボーナスポイント

通常ポイント 

通常ポイントは、利用金額の合計1,000円につき1ポイント獲得することができます。

通常ポイントの1ポイントをANAマイルの10マイルに交換できます。

1ポイント → 10マイル

ちなみに、1,000円には消費税も含んで計算します。

さらに家族カードも持っていれば、利用金額の合計で毎月本会員のポイントとして獲得できます。

※注意としては、年会費やリボ払いや分割払いの手数料などは対象外となります。

ゴールドカードの場合だと、有効期限はポイント獲得月から3年間です。

三井住友カードの公式HPより通常ポイントの詳細はこちら

ボーナスポイント

ボーナスポイントの1ポイントはANAマイルの3マイルへ交換できます。

1ポイント → 3マイル

ここでは換算率が違う点に注意しましょう。

ボーナスポイントの貯まり方は2つあります。

  • ステージと支払金額によるもの
  • リボ払の手数料の請求がある月に付与されるもの

ステージと支払金額によるもの

前年度の支払金額に応じて翌年度のステージが設定されます。

期間は2月から翌年の1月の1年間です。

ただ、これは2021年1月をもってサービスが終了するようですね。

三井住友カードの公式HPよりボーナスポイントの詳細はこちら

リボ払の手数料の請求がある月に付与されるもの

クレジットカードの支払日にリボ払いの手数料の請求があると、通常ポイントと同じポイント数だけボーナスポイントが貯まります。

これはクレジットカードの利用が多ければ多い人ほどお得な制度になります。

クレジットカードの利用金額が多いと通常ポイントが多く貯まります。

そして、のちほど説明しますが、金利は1円でも払えばこの制度は適用されるので、ボーナスポイントもその分貯まります。

まずリボ払いのスケジュールから理解しよう

リボの期間についてまとめました。

支払日に決定される金額はどの期間なのかわかりにくいので、表にまとめました。

ポイントは2つの期間にわかれて計算されることです。

支払日期間期間1日数1期間2日数2
3/111/16〜2/151/16〜2/1026日2/11〜2/155日
4/102/16〜3/152/16〜3/1124日3/12〜3/154日
5/103/16〜4/153/16〜4/1026日4/11〜4/155日
6/104/16〜5/154/16〜5/1025日5/11〜5/155日
7/105/16〜6/155/16〜6/1026日6/11〜6/155日
8/126/16〜7/156/16〜7/1025日7/11〜7/155日
9/107/16〜8/157/16〜8/1228日8/13〜8/153日
10/108/16〜9/158/16〜9/1026日9/11〜9/155日
11/119/16〜10/159/16〜10/1025日10/11〜10/155日
12/1010/16〜11/1510/16〜11/1127日11/12〜11/154日
1/1011/16〜12/1511/16〜12/1025日12/11〜12/155日
2/1012/16〜1/1512/16〜1/1026日1/11〜1/155日
3/101/16〜2/151/16〜2/1026日2/11〜2/155日

リボ払い手数料の計算式

リボ支払金額=繰越金額×年利×日数÷365

繰越金額とは、自分が支払った金額のうち翌月にリボ払いとして繰越た金額のことです。

年利とは、1年間で発生する金利のことです。三井住友カードでは年利15%です。

1年間で1万円を繰越したと仮定すると、15%が手数料としてとられるので1,500円支払うことになります。

10,000円×15%=1,500円

日数とは、繰越した日数分です。

365日で割っているのは、年利なのでそれを1日あたりに計算するために割っています。

なので、日利だと0.04%です。

金利15%÷365日=0.04%

ここで具体例をあげてみましょう。

10,000円を1ヶ月に渡って繰越たとします。

期間は2つにわけて計算する必要があります。

なぜなら、支払日と集計期間が異なるからです。

例えば、4/10にクレジットカードの支払いがきて、そこから1万円繰越したとします。

そうすると、リボ払い手数料の集計期間は、4/11から4/15の5日間でまず計算されます。

ここで計算されたリボ払い手数料は5/10に支払います。

リボ払い手数料は20円となります。

10,000円×0.15×5日÷365=20.5

次の集計期間は4/16から5/10です。

ここで集計したリボ払い手数料は6/10に支払います。

リボ払い手数料は102円です。

10,000円×0.15×25日÷365=102.7

同じ繰越金額でも、支払日が異なるのでここの理解が最初難しいですね。

わかってしまえば簡単です。

【裏技】金利は1円でも発生させればいい→つまり繰越金額を1,300円〜2,000円以内になるようあえて調整する

情報1

ここまでで支払いのスケジュールが理解できたと思います。

ここから本題のあえて金利を発生させて少ない手数料でボーナスポイントを獲得する方法になります。

金利は1円でもいいので発生すればボーナスポイントを獲得できます。

それでは金利を最小限に発生されるためには、1,000円から2,000円の間の金額を繰越ように調整します。

なぜかというと、1,000円未満だと金利が発生しないからです。

あとは、リボ払いは初期設定として毎月支払う金額を決めておきます。

例えば、毎月支払う金額を5万円とかにします。

そうすると、毎月5万円の支払となり、

今月の利用金額が5万より少ない場合は一括払となり、

利用金額が5万より多いと、その分翌月に繰り越されることになります。

この初期設定は自分で変更できます。

そこで、リボ払いで支払う金額は毎月臨時増額や臨時減額して調整することができます。

それぞれパターンがあります。

臨時減額の場合

臨時減額の場合は、1万円単位でしか調整できません。

例えば、初期設定を毎月の支払額を10万円としていました。

ただ、今月の支払金額が6万円だったので、リボ払いするために調整したいので、5万8,000円にしたいのですがこれはできません。

できるのは、1万円単位での減額で今回の場合は5万円に減額することになります。

そうすると残りの1万円分が繰り越されて手数料が発生します。

ただこれだと、リボ払い手数料が多くなってしまいます。

臨時増額の場合

そのため推奨は臨時増額です。

なぜなら、臨時増額なら1,000円単位で調整することができます。

初期設定を1万円とします。

今月の支払が6万円とします。

そうすると臨時増額をすると、今月の支払金額を5万8,000円に変更することができます。

そのため、繰越金額は2,000円となり、発生する手数料を安く抑えることができます。

なので、金利が発生するギリギリのラインとして1,000円以上2,000円未満となるわけですね。

【実績公開】繰越金額とリボ払い手数料金額

2019年

繰越金額は100の位での計算となるので、10の位は切り捨てとなります。

支払日期間残高繰越金額日数リボ金額
4/103/12〜3/15¥2,775¥2,7004日¥4
5/103/16〜4/10¥2,775¥2,70026日¥29
5/104/11〜4/15¥1,740¥1,7005日¥3
6/104/16〜5/10¥1,740¥1,70025日¥17.4
6/105/11〜5/15¥194,958¥194,9005日¥400.4
7/105/16〜6/2¥194,958¥194,00018日¥1,441.7
7/106/3〜6/10¥15,958¥15,9008日¥52.2
7/106/11〜6/15¥226¥2005日¥0.4
8/126/16〜7/10¥226¥20025日¥2
8/127/11〜7/15¥0¥05日¥0
9/107/16〜8/10¥0¥026日¥0
9/108/11〜8/15¥0¥05日¥0
10/108/16〜9/10¥0¥026日¥0
10/109/11〜9/15¥0¥05日¥0
11/119/16〜10/10¥0¥025日¥0
11/1110/11〜10/15¥0¥05日¥0
12/1010/16〜11/11¥0¥026日¥0
12/1011/12〜11/15¥1,799¥1,7004日¥2
1/1011/16〜12/10¥1,799¥1,70025日¥17.4
1/1012/11〜12/15¥1,893¥1,8005日¥3.6
2/1012/16〜1/10¥1,893¥1,80026日¥19.1
2/101/11〜1/15¥182,965¥182,9005日¥374.7
3/101/16〜1/20¥182,965¥182,9005日¥375.8
3/101/21〜2/10¥2,965¥2,90021日¥25.0
3/102/11〜2/15
4/102/16〜3/10
4/103/11〜3/15

支払日利息
2019/04/10¥4
2019/05/10¥32
2019/06/10¥416417.8
2019/07/10¥1,5671,494.3
2019/08/13¥2
2019/12/10¥2
2020/1/10¥21
2020/2/10¥392393.8

2/10のリボ払い利息 ¥392

¥19.1+¥374.7=393.8

【実績公開】ワールドプレゼントポイントの付与数→マイル換算

2019年

有効期限残高ボーナス
ポイント
→マイル通常ポイント→マイル合計マイル
2022年2月72pt0pt0ML72pt720ML720ML
2022年3月378pt189pt567ML189pt1,890ML2,457ML
2022年4月486pt243pt729ML243pt2,430ML3,159ML
2022年5月168pt84pt252ML84pt840ML1,092ML
2022年6月22pt11pt33ML11pt110ML143ML
2022年7月6pt3pt9ML3pt30ML39ML
2022年8月92pt0pt0ML92pt920ML920ML
2022年9月61pt0pt0ML61pt610ML610ML
2022年10月221pt0pt0ML221pt2,210ML2,210ML
2022年11月310pt155pt465ML155pt1,550ML2,015ML
2022年12月
2022年1月
合計13,365ML

【最後に】あえてリボ払いにして金利を少なく抑えボーナスポイントでANAマイルをたくさん貯めていこう!

いかがでしたでしょうか。

世の中にはこんな技もあります。

ちょっとまめに管理する必要がありますが、習慣化してしまえばそんな苦にもなりません。

ぜひうまく活用してマイル生活を楽しんでみてください!

それではまた。

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