陸マイラーの始め方|初心者がまず知るべき3ステップとコツ

「陸マイラーって言葉はよく聞くけど、結局何から手をつければいいのか分からない」という方は少なくありません。実は陸マイラーの始め方を初心者向けに整理すると、押さえるべき順番は3つだけです。この記事では、クレジットカード選びからマイルの貯め方、特典航空券への交換まで、遠回りせずに始めるための実践的な手順を解説します。
今回の記事の内容
- 陸マイラーの基本的な仕組みと、飛行機に乗らずにマイルが貯まる理由
- 失敗しないクレジットカード選びと、効率よくマイルを貯めるコツ
- 貯めたマイルの使い道と、陸マイラーが陥りやすい落とし穴
陸マイラーとは?ANAマイルを飛ばずに貯める仕組み

陸マイラーとは、飛行機に搭乗せず、地上(陸)での買い物や支払いを通じてANAマイルを貯める人を指す言葉です。飛行機に乗ってマイルを積み上げる「空マイラー」と対になる概念で、日常の固定費や買い物の決済をANAマイルが貯まるクレジットカードに集約し、そこにポイントサイトを経由する仕組みを組み合わせることで、旅行の頻度に関係なくマイルを積み上げていきます。
多くのANAマイルが貯まるクレジットカードでは、200円の利用につき1マイル前後貯まるのが一般的です(移行コースの有無や年会費によって条件は異なります)。この土台にポイントサイト経由の還元を上乗せすることで、普通に生活しているだけでは得られない速度でマイルを積み上げられるのが陸マイラーの強みです。たとえば月20万円程度の支払いをカードに集約できれば、カード決済分だけでも年間1万マイル前後の土台ができ、ポイントサイト経由の上乗せ分を合わせればさらに積み上げが早まる計算になります(実際の到達マイル数は支払い額やカードの還元率によって変わるため、あくまで目安です)。
陸マイラーに向いている人の特徴
毎月の支払いをすでにクレジットカードに集約している人や、ネットショッピングを日常的に利用する人は、既存の生活動線に手を加えるだけで陸マイラーを始められるため、無理なく続けやすい傾向があります。
陸マイラーに向いていない人の特徴
一方で、現金払いを好み支払いを一本化する手間をかけたくない人や、そもそも旅行の予定がほとんどない人にとっては、年会費や管理の手間がリターンに見合わない可能性があります。始める前に、自分の支払い方法や旅行頻度と照らし合わせておくことが大切です。
陸マイラーの始め方 最初にやるべき3つのステップ

陸マイラーとして最初の一歩を踏み出すときは、あれこれ手を広げず、以下の3ステップに絞って進めるのが最短ルートです。順番を間違えると、カードだけ増えてマイルが分散する失敗につながります。
ステップ1 ANAマイルが貯まるクレジットカードを1枚に絞る
最初にやるべきことは、メインカードを1枚に決めることです。複数枚を同時に検討すると比較検討だけで時間が過ぎてしまうため、まずは年会費と還元率のバランスが取れた1枚を選び、生活費の支払いをそこに集約します。陸マイラー必見のクレジットカード選びについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ステップ2 ANAマイレージクラブに無料登録する
カードを決めたら、ANAマイレージクラブに無料で会員登録します。この会員番号がなければ貯めたポイントをマイルに移行できないため、カード申し込みと同時、あるいはそれ以前に済ませておくのが安全です。
ステップ3 ポイントサイトを経由する生活動線を作る
ネットショッピングやサービス契約の前に、必ずポイントサイトを経由する習慣をつけます。この一手間だけで、同じ支払いから二重・三重にマイルの原資となるポイントを受け取れるようになります。
マイルを効率的に貯める陸マイラーのコツ

基本の3ステップを終えたら、次は貯まる速度を底上げするための工夫を取り入れていきます。いずれも特別なテクニックではなく、地道な積み重ねが差を生む部分です。
ポイントサイトのポイントをマイルに交換するタイミングを揃える
ポイントサイトのポイントには有効期限があるものが多く、貯めっぱなしにすると失効するリスクがあります。一定額に達したら早めにマイルへ交換する、あるいは交換スケジュールを決めておくことで、失効による目減りを防げます。
ANAカードファミリーマイルで家族のマイルを合算する
ANAカード会員であれば、「ANAカードファミリーマイル」という家族のマイルを合算して特典交換に使える制度を利用できます(無料のマイレージクラブ会員のみでは対象外です)。家族分の登録を済ませておくことで、一人では届かなかった特典航空券の必要マイル数に、世帯単位で早く到達できるようになります。登録の手順はこちらの記事で解説しています。
固定費の支払いをカードに集約する
家賃や通信費、保険料などの固定費を陸マイラー用のカードにまとめて支払うことで、意識せずとも毎月安定した量のマイルが積み上がっていきます。生活スタイルを大きく変えずに始められるのが、この方法の利点です。
貯めたマイルの使い道と陸マイラーが注意すべき落とし穴

陸マイラーのゴールは、貯めたマイルを特典航空券に交換し、通常より少ない自己負担で旅行に出かけることです。ANAマイルの使い道や交換先の比較についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
一方で、始める前に知っておきたいリスクもあります。まず、特典航空券は座席数が限られているため、繁忙期やハイシーズンの人気路線は予約競争が激しく、思うように取れないことがあります。次に、マイルには有効期限があり、貯めるだけで使わずにいると失効してしまう点にも注意が必要です。さらに、マイルプログラムは制度変更が行われることがあり、貯め方や交換レートが将来変わる可能性がある点も踏まえておく必要があります。2026年7月時点でも制度変更が話題になっており、詳細はこちらの記事で解説しているほか、最新情報は公式サイトでの確認をおすすめします。
こうしたリスクを踏まえると、陸マイラーは「貯めて終わり」ではなく、貯めたマイルを計画的に使い切るところまでを視野に入れて取り組むのが望ましい姿勢だと言えます。年会費を払い続けるだけで使わないままにしてしまうと、コストだけがかさむ結果になりかねません。
今後を見据えると、陸マイラーという手法自体は今後も裾野が広がっていくと考えられますが、その一方で参加者が増えるほど特典航空券の争奪戦は激しくなり、マイルプログラム側もルールの見直しを重ねていく可能性があります。始めるタイミングが早いほど制度変更の影響を受けにくい期間が長く取れるため、迷っているなら小さく始めて様子を見るという選択肢も検討する価値があります。
まとめ

陸マイラーの始め方は、クレジットカードを1枚に絞る、ANAマイレージクラブに登録する、ポイントサイトを経由する生活動線を作る、というシンプルな3ステップに集約されます。そのうえで家族会員登録や固定費の集約といった工夫を重ねれば、貯まる速度は着実に上がっていきます。有効期限や制度変更といったリスクも理解したうえで、貯めたマイルを実際の旅行につなげるところまでを見据えて、無理のない範囲から始めてみてください。