ANA国際線マイルアップグレード完全ガイド!対象の予約クラスと損をしない申請のコツ

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ANA国際線をマイルでアップグレードして、上位クラスで優雅に過ごしたいと考えている方は多いはずです。しかし、いざ申請しようとして「対象外」と言われてショックを受けるケースも少なくありません。マイルでのアップグレードは、購入した航空券の予約クラスや必要マイル数の条件が細かく、割引運賃では対象外になることもあるからです。
この記事では、2026年7月時点のANA公式情報をもとに、以下のポイントを整理して解説します。制度は改定されることがあるため、最終判断の前には必ず公式ページで最新の条件をご確認ください。
- アップグレードができる予約クラスの見分け方
- アップグレードに必要なマイル数の基本ルール
- 空席待ちを勝ち取るための申請タイミングとコツ
この記事を読めば、損をすることなく、最も効率的な方法でアップグレードを成功させるための考え方が身につきます。なお、アップグレードではなく上位クラスを特典航空券として直接予約する方法や必要マイル数については、ANA特典航空券の必要マイル数を解説した記事で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。
1. アップグレード対象の「予約クラス」を必ず確認しよう

ANA国際線において、マイルでアップグレードできるかどうかは、購入した航空券の「予約クラス」で決まります。予約クラスとは、エコノミーやビジネスといった座席区分とは別に、運賃ごとに割り当てられたアルファベット1文字のコードのことです。同じエコノミークラスでも、正規に近い運賃のクラスと、格安な割引運賃のクラスとで文字が異なり、この文字によってアップグレードの可否が分かれます。
ANA公式が案内する対象予約クラスは、旅程を開始するエリア(日本発かそれ以外か)によっても一部異なります。2026年7月時点でANA公式サイトに掲載されている対象予約クラスは、次の整理表の通りです。制度改定により変わる可能性があるため、購入前には必ず公式の最新情報をご確認ください。
| アップグレード区分 | 日本地区発の対象予約クラス | 日本地区以外発の対象予約クラス |
|---|---|---|
| エコノミー → プレミアムエコノミー | Y / B / M / U / H / Q / V | Y / B / M / U / H / Q / V |
| エコノミー・プレミアムエコノミー → ビジネス | G / E / Y / B / M / U | G / E / Y / B / M / U / H |
| ビジネス → ファースト | J / C / D / Z | J / C / D / Z |
ここで注意したいのが、格安航空券に多い割引運賃のクラスです。上の表に含まれていない予約クラス、たとえばエコノミーの深い割引運賃(SやL、Kといった一部のクラス)は、ビジネスクラスへのアップグレード対象外となっているケースが目立ちます。「安く買えたエコノミー」ほどアップグレードできないことが多い、と覚えておくとよいでしょう。
自分の航空券がどの予約クラスかは、eチケット控えや、予約詳細画面の運賃欄にあるアルファベットで確認できます。予約クラスは同じ路線・同じ座席区分でも運賃の種類ごとに細かく分かれるため、購入前の段階で必ずチェックしておくことが、損をしないための第一歩です。
2. 必要マイル数とコストパフォーマンスの考え方

アップグレードに必要なマイル数は、片道(1区間)ごとに設定されています。ANA公式によると、2026年7月時点の国際線アップグレード特典は片道(1区間)9,000マイルからで、実際の必要マイル数は、利用区間の「区間基本マイレージ」の距離と、どのクラスからどのクラスへ上げるかによって変動します。つまり「この路線なら一律何マイル」という単純な形ではなく、距離が長いほど、そして上げ幅が大きいほどマイルが多く必要になる仕組みです。
具体的な数値は路線と区間距離ごとに細かく決まっているため、正確な必要マイル数は、必ずANA公式の「必要マイルチャート」で自分の区間を確認してください。ここで安易な概算表を鵜呑みにすると、マイルが足りずに申請できないといった行き違いが起こりやすいためです。区間距離の目安については、ANA特典航空券の必要マイル数の記事でゾーン分けの考え方も解説しています。
長距離ほどコストパフォーマンスが高くなりやすい
アップグレードの費用対効果は、路線によって大きく変わります。長距離路線ほど、有償でビジネスクラスを購入する場合とエコノミー運賃との差額が大きくなるため、マイルでその差を埋めるアップグレードは1マイルあたりの価値が高くなりやすい傾向があります。逆に、短距離路線ではもともとの差額が小さいため、マイルを使うより有償のまま乗る、あるいは上位クラスの特典航空券を直接取るほうが得なこともあります。
自分のマイルを何に使うと得なのかを判断するには、1マイルあたりの価値をあらかじめ把握しておくのが有効です。マイルの価値の考え方は、ANAマイルの1マイルあたりの価値を解説した記事で詳しくまとめています。もしマイルが足りない場合は、日々の買い物でANA Mallなどを活用し、効率的にマイルを貯めておくのが賢い方法です。
3. 空席待ちを成功させるための申請タイミングとコツ

アップグレード特典で利用できる座席には限りがあり、便によっては設定がない場合もあります。有償の座席に空きがある便でも、特典枠としては提供されないことがあるため、多くの場合は「空席待ち(ウェイティング)」となります。成功率を高めるために、以下の3つのポイントを意識してください。
① 対象航空券を用意し、早めに申請する
アップグレードの申請には、あらかじめ利用する全区間の購入済み航空券(アップグレード前のクラス)が必要です。対象の予約クラスで航空券を確保できたら、できるだけ早く申請を済ませましょう。空席待ちは先着順の要素もあるため、旅行が決まったら1日でも早く手続きを進めるのが有利です。
② プレミアムメンバーの優先順位を理解する
残念ながら、空席待ちは完全な先着順ではありません。ANA公式によると、プレミアムメンバーがご自身のマイルで搭乗する場合、アップグレード特典の予約や空席待ちが優先的に扱われます。ダイヤモンドやプラチナといった上級会員が優先されるため、一般会員の方は、比較的空席の多い平日や需要の落ち着いた便を狙うのが現実的な戦略です。
③ 出発直前の機材変更をチェックする
出発の数日前に機材が大型化されると、一気にアップグレード枠が開放されることがあります。一度空席待ちで諦めていた場合も、出発直前まで状況をこまめにチェックする価値は十分にあります。逆に小型機材へ変更されると枠が減ることもあるため、直前の情報確認は損得の両面で重要です。
4. アップグレードと特典航空券の直接予約、どちらが得か
上位クラスに乗る方法は、マイルでのアップグレードだけではありません。最初から上位クラスの特典航空券を直接予約する手もあります。どちらが得かは、手持ちのマイル数や座席の取りやすさによって変わります。2026年7月時点の一般的な考え方として、両者の違いを整理表にまとめました。
| 比較項目 | マイルでのアップグレード | 上位クラスの特典航空券を直接予約 |
|---|---|---|
| 前提 | 対象予約クラスの有償航空券を購入済みであること | マイルのみで上位クラスの特典枠を確保 |
| 必要マイルの目安 | 片道9,000マイルから(区間とクラスで変動) | クラスとシーズン・距離で大きく変動(公式チャート参照) |
| 現金の支出 | 元の航空券代がかかる | マイル+税・諸費用のみ(航空券代は不要) |
| 座席の取りやすさ | 空席待ちになりやすく確定しにくい | 特典枠が取れれば確定するが枠自体が少ない |
| 向いているケース | すでに対象運賃で予約済み・行けたら上げたい | 最初から上位クラス確定で旅程を組みたい |
出発まで座席を確定させたい場合は、アップグレードの空席待ちに頼るより、上位クラスの特典航空券を直接狙うほうが安心なこともあります。逆に、すでに対象運賃の航空券を持っていて「取れたらラッキー」という位置づけなら、アップグレードは差額を効率よく埋められる魅力的な選択肢です。特典航空券の必要マイルや予約のコツは、ANA特典航空券の必要マイル数の記事で確認できます。
5. アップグレードポイントとの使い分け
ANAのプレミアムメンバーであれば、マイルの代わりに「アップグレードポイント」を使ってアップグレードすることも可能です。ポイントを持っている場合は、マイルとどちらを使うほうが得かを比較して選ぶとよいでしょう。マイルには他の使い道(特典航空券や商品交換など)がある一方、アップグレードポイントは用途が限られるため、まず用途の狭いポイントから優先して消費するのが基本的な考え方です。
ただし、ポイントとマイルの交換比率や利用条件は制度改定の対象になり得ます。2026年7月時点の詳細な扱いは変わる可能性があるため、実際に利用する際は、その時点のANA公式の案内で最新条件を確認してから判断してください。貯めたマイルの使い道全体を見直したい方は、ANAマイルの使い道を比較した記事も参考になります。
まとめ

ANA国際線のマイルアップグレードを成功させる鍵は、「航空券購入前の予約クラス確認」と「迅速な申請」にあります。安く買えた割引運賃ほど対象外になりやすいため、購入前のチェックが何より大切です。
- 対象の予約クラス(表を参照)で購入しているか、購入前に確認する
- 必要マイル数は片道9,000マイルからで区間により変動。正確な数値は公式チャートで確認する
- 空席待ちになっても諦めず、早めに申請し、直前の機材変更もチェックする
- 座席を確定させたいなら、上位クラスの特典航空券を直接予約する選択肢も比較する
なお、予約クラスや必要マイル、優先順位のルールは制度改定で変わることがあります。この記事の内容は2026年7月時点の情報であり、最終的な条件は必ずANA公式サイトの最新情報でご確認ください。普段の生活でANA Mallなどを活用してコツコツ貯めたマイル。その価値を最大化して、ぜひワンランク上の旅を実現させてくださいね!
この記事のまとめ
- ✓ 国際線マイルアップグレードは予約クラスの確認が鍵
- ✓ 割引運賃ほど対象外になりやすいため購入前に要確認
- ✓ 空席待ちでも諦めず早めに申請することが大切