マイル修行とは?初心者向けにやり方と注意点を徹底解説

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出張帰りの機内で、SNSに流れてきた「マイル修行」の投稿が気になった。

「自分にもできるのか、お金を無駄にしないか」と、予約画面を開いたまま手が止まっていませんか。

結論から言うと、マイル修行は「今のポイントを確認→不足分を計算→路線と時期を決める」の順に進めれば迷いません。

陸マイラー歴10年目の私が、修行に向く人と向かない人の線引きも含めて整理しました。

読み終わるころには、自分が修行に踏み切るべきかどうかを判断できるようになります。

あいちゃんあいちゃん

「マイル修行」ってよく聞くけど、正直何をしているのかよくわからないんですよね…修行僧みたいに何かに耐えているんですか?

dogarsedogarse

実は名前のインパクトほど怪しいものではなくて、上級会員資格を目指してあえて飛行機に乗る、れっきとした戦略なんです。今日はその中身を一緒に見ていきましょう。

今回の記事の内容

  • マイル修行の意味と、そもそも何のために行うのか
  • 路線・時期の選び方など具体的なやり方
  • メリットだけでなく知っておきたいデメリットと注意点

マイル修行とは何か

マイル修行とは何かを表す飛行機旅のイメージ

マイル修行とは、航空会社の上級会員資格を得るために、必要なポイントを短期間で集中して稼ぐ行動のことです。

実際に何かに耐え忍ぶ修行というより、目標達成のために飛行機に乗る回数や距離を意図的に増やす取り組みと考えるとイメージしやすいはずです。

ANAであれば「プレミアムポイント」、JALであれば「FOP(フライトオンポイント)」と呼ばれる指標が、上級会員資格の判定に使われてきました。

マイル修行は、このポイントを効率よく積み上げるための搭乗計画全般を指す言葉として使われています。

2社の違いを、初心者がつまずきやすい点に絞って表にまとめました。

項目 ANA JAL
修行で集める指標 プレミアムポイント FOP(フライトオンポイント)
よく目標にされる資格 SFC(スーパーフライヤーズカード) JGC(JALグローバルクラブ)
始める前の注意 到達ラインや入会ルートは公式サイトで確認 入会条件の見直しがあるため公式サイトで確認

「マイルを貯める」こととの違い

名前に「マイル」と付いていますが、修行で追いかけるのは特典航空券に使うマイルではありません。

上級会員資格を判定するためのポイントは、マイルとは別に数えられています。

そのため、クレジットカードでマイルをたくさん貯めても、それだけで上級会員資格に近づくわけではありません。

「マイルが欲しいのか、資格が欲しいのか」を最初に分けて考えると、この先の判断がぶれなくなります。

マイル修行の目的(上級会員資格との関係)

マイル修行の目的と上級会員資格の関係を表すイメージ

マイル修行に取り組む一番の目的は、ANAのSFCやJALのJGCといった上級会員資格の獲得です。

資格を得ると、空港ラウンジの利用や優先搭乗、優先チェックインといった特典が受けられます。

特典の中身は資格の種類によって違いますが、出張や旅行で飛行機をよく使う人ほど恩恵が大きくなります。

上級会員資格は、年会費を払えば得られるものではなく、一定期間内の搭乗実績によって判定されます。

そのため、条件をぎりぎり満たしていない人が、締め切りに向けて不足分の搭乗を集中させる行動が生まれます。

これが「修行」と呼ばれる理由です。

一度の修行で何が残るのか

ANAのSFCは、上級ステイタスに到達したあとに専用のクレジットカードへ入会する仕組みです。

カードを持ち続けるあいだは特典の一部が続くため、「一度だけ頑張る」という考え方で修行する人が多くいます。

ただし、カードの年会費は毎年かかるので、特典を使い続ける見込みがあるかも合わせて考える必要があります。

JALのJGCは入会条件の見直しが行われているため、同じ考え方がそのまま当てはまるとは限りません。

■ ここがポイント

SFCの獲得ラインは伝統的な方法では年間のプレミアムポイントが目安とされてきましたが、路線ボーナスや入会ルートによって条件は変わります。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

マイル修行のやり方(路線と時期の選び方)

マイル修行の路線と時期の選び方を表すイメージ

マイル修行は、いきなり航空券を買うのではなく、次の5ステップで計画してから予約します。

1

航空会社の会員ページにログインし、今の判定期間にたまっているポイントを確認します。

2

目指す資格を1つに決め、必要なポイント数と判定期間を公式サイトで確認します。

3

必要なポイントから今のポイントを引き、あとどれだけ足りないかを数字で出します。

4

候補の路線と運賃を書き出し、1ポイントあたりの費用を比べます(下の路線の選び方を参照)。

5

判定期間内に余裕を持って終わる日程で予約し、搭乗後はポイントが反映されたかを確認します。

路線の選び方

同じ搭乗回数でも、選ぶ路線によって獲得できるポイントの効率は大きく変わります。

獲得ポイントは、飛ぶ距離や運賃の種類、路線によって変わるのが基本です。

一般的には、単価の高い路線やキャンペーン対象路線を選ぶことで、少ない搭乗回数でも効率よくポイントを積み上げられます。

逆に、値段の安さだけで路線を選ぶと、獲得ポイントに対してコストが割高になってしまうこともあります。

比べるときは、航空券代を獲得ポイントで割った「1ポイントあたりの単価」を見ます。

下の表は、計算の仕方を示すための架空の例です(実際の運賃やポイント数ではありません)。

架空の航空券 航空券代と獲得ポイント 1ポイントあたりの単価
航空券A 30,000円で2,000ポイント 15円
航空券B 20,000円で1,000ポイント 20円

この架空の例では、安いBのほうが1ポイントあたりでは割高になります。

候補を比べるときは、価格だけでなく次の点も確認しておくと失敗が減ります。

  • 運賃の種類によって、もらえるポイントの割合が違わないか
  • 変更や払い戻しの条件が厳しすぎないか
  • 日帰りで往復できるか、宿泊が必要か
  • 空港までの交通費が別にどれくらいかかるか

時期の選び方

修行の時期は、判定期間の終わりから逆算して早めに決めるのが基本です。

上級会員資格の判定期間は、多くの場合1年単位で区切られています。

判定期間の終盤に慌てて搭乗を詰め込むと、航空券の価格が高騰しやすい繁忙期に当たってしまうこともあります。

早めに現状のポイント数を把握し、余裕を持ったスケジュールで計画を立てましょう。

よくある失敗は、次の3つです。

  • 最後の1回を判定期間ぎりぎりに入れ、欠航や遅延で期間内に乗れなくなる
  • 繁忙期に予約が集中し、希望の便が取れないか高い運賃しか残らない
  • 搭乗後のポイント反映を確認せず、加算漏れに気づくのが遅れる

加算漏れに気づいたら、会員ページから事後登録の手続きができるかを確認してください。

路線と時期の方向性が決まったら、あとは航空券をできるだけ安く確保する作業になります。

複数の予約サイトを横断で比較するのは手間がかかるので、国内線の格安予約に特化したサービスで候補を絞り込むと効率的です。

国内線の航空券をまとめて比較したいときは、国内航空券の格安予約【ソラハピ】のような専門サービスを使うと、路線ごとの最安値を効率よく探せます。

マイル修行のメリットとデメリット

マイル修行のメリットとデメリットを比べるイメージ

マイル修行は、資格の特典を長く使う人には価値があり、そうでない人には割高になりやすい取り組みです。

まず注意点から見ていきます。

デメリット・注意点

マイル修行には、見落とされがちなデメリットもあります。

目的が搭乗そのものになってしまうと、航空券代や移動時間といったコストが資格の価値に見合わなくなるおそれがあります。

また、短期間に搭乗を詰め込むことは体力的な負担も大きく、無理なスケジュールは仕事や日常生活に支障をきたしかねません。

費用を見積もるときは、航空券代だけで計算しないことが大切です。

次の表の項目を書き出すと、修行にかかる本当のコストが見えてきます。

費用・負担 中身 見落としやすい点
航空券代 修行の中心になる出費 繁忙期は同じ路線でも高くなる
移動費・宿泊費 空港までの交通費、泊まりのホテル代 回数が増えるほど積み重なる
時間 休日や有給休暇を搭乗に充てる 家族や仕事との調整も必要
資格の維持費 SFCなら専用カードの年会費 修行が終わっても毎年かかる

⚠ 注意

航空券代・宿泊費・移動時間を含めたトータルコストが、上級会員資格の特典で得られるメリットを上回っていないか、事前に試算しておくことをおすすめします。

メリット

マイル修行の最大のメリットは、短期間でANAのSFCやJALのJGCといった上級会員資格に到達できることです。

通常の搭乗ペースでは数年かかる資格取得を、数ヶ月単位に圧縮できる点は大きな魅力といえます。

上級会員資格を得れば、ラウンジ利用や優先チェックインなど、日常的な出張・旅行の快適さが底上げされます。

混雑する時期の空港ほど、優先レーンやラウンジのありがたみを感じやすくなります。

一方で、メリットを受け取れるのは「資格を得たあとも飛行機に乗る人」だけだという点は押さえておきましょう。

マイル修行を始める前に知っておきたいこと

マイル修行を始める前の準備と確認を表すイメージ

修行に踏み切る前に、「本当に上級会員資格が必要か」を確認しておくことが大切です。

マイル修行は、あくまで上級会員資格を目指す人向けの手段です。

マイルを貯めること自体が目的なら、必ずしも飛行機に乗り続ける必要はありません。

クレジットカードの利用やポイントサイト経由でマイルを積み上げる陸マイラーの始め方を先に知っておくと、判断材料が増えます。

上級会員資格の判定基準となるANAプレミアムポイントの貯め方を把握しておくと、あとどれだけ乗れば届くかが明確になります。

基礎的なANAマイルの貯め方と合わせて理解しておけば、修行だけに頼らないマイル戦略も選べます。

航空会社各社は、上級会員資格の獲得条件を数年おきに見直す傾向があります。

今の条件で無理なく届く範囲かどうかを冷静に見極めることが、失敗しない修行につながります。

修行前のセルフチェック

次の項目に多く当てはまるほど、修行が向いている可能性が高いといえます。

  • 資格を得たあとも、出張や旅行で飛行機に乗る予定が続く
  • ラウンジや優先搭乗を「あったら嬉しい」ではなく「よく使う」と言える
  • 航空券代・宿泊費・時間を合計しても、無理のない予算に収まる
  • 判定期間内に、仕事や家庭の予定を調整して搭乗日を確保できる
  • 目指す資格の最新条件を、公式サイトで自分で確認した

当てはまる項目が少ない場合は、まず陸マイラーとしてマイルを貯める方法から始めても遅くありません。

まとめ

マイル修行の入門ガイドのまとめのイメージ

マイル修行は、ANAのSFCやJALのJGCといった上級会員資格を短期間で獲得するための搭乗計画です。

費用や体力面の負担というデメリットはありますが、路線と時期を工夫すれば効率よくポイントを積み上げられます。

まずは自分がどの資格を、どれくらいの搭乗で目指せるのかを整理しましょう。

無理のない範囲で計画を立てることが、後悔しない修行の第一歩です。

この記事のまとめ

  • ✓ マイル修行とは、上級会員資格獲得のために搭乗を集中させる行動
  • ✓ 路線と時期の選び方次第でポイント効率が大きく変わる
  • ✓ コストと体力面のデメリットを事前に把握し無理のない計画を立てることが重要

▶ 次にやること

まずはプレミアムポイントの貯まり方を確認して、あと何回乗れば届くかを計算してみてください。

プレミアムポイントの貯め方へ

dogarse

執筆者:dogarse(陸マイラー歴10年目)
飛行機にほとんど乗らずに累計20万マイル以上を貯めてきた、自分で実践した記録をもとに書いています。
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