ANAプレミアムポイントの使い方|ステータス特典を徹底解説

ANAプレミアムポイントを貯めているものの、貯めた先に何が待っているのか、実際にどう使えるのかがいまひとつ分からないという方は多いのではないでしょうか。プレミアムポイントは使い方を理解して初めて、上級会員ステータスという形で旅を大きく快適にしてくれます。この記事では、プレミアムポイントの使い方とステータス特典の中身を、陸マイラー目線で整理します。
今回の記事の内容
- プレミアムポイントとマイルの根本的な違い
- ステータスごとに実際に使える特典の中身
- SFC取得との関係と、活用のうえでの注意点
ANAプレミアムポイントとは?マイルとの違いを整理

ANAプレミアムポイント(PP)は、マイル(マイレージ)とは別に管理されている、いわば「搭乗実績を測るためのステータスポイント」です。マイルが特典航空券やアップグレードに交換して消費する「通貨」であるのに対し、プレミアムポイントは貯めた累計が一定の基準に届くことで、上級会員ステータスという「権利」に変わる仕組みだと理解しておくと分かりやすいです。
■ ここがポイント
プレミアムポイントは商品に交換して「使う」ものではなく、貯まった実績そのものが「ステータス特典を受け取れる資格」になります。マイルのように残高を消費する感覚とは切り離して考えるのがコツです。
この違いをきちんと押さえておかないと、プレミアムポイントを「使い道のないポイント」だと誤解してしまいがちです。マイルとの違いを先に整理しておくと、この後のステータス特典の話が理解しやすくなります。
プレミアムポイントの貯め方をざっくり押さえる

使い方の前提として、貯め方をざっくり押さえておきます。詳しい計算式や具体的な基準ポイント数は別記事に譲り、ここでは代表的な3つのルートだけ整理します。
搭乗実績で貯める
最も基本的な貯め方は、ANA便や提携航空会社便への搭乗です。飛行距離に搭乗クラス(ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミーの運賃種別など)ごとの係数がかけられてポイントが加算される仕組みで、同じ距離でも利用する運賃・クラスによって貯まる量が変わるとされています。
クレジットカード決済で貯める
ANAカードの上位グレード(プレミアムカードなど)には、年間の利用金額に応じてプレミアムポイントが上乗せされる仕組みが用意されている場合があります。搭乗機会が限られる人にとっては、決済経由の積み上げが現実的な選択肢になります。
提携キャンペーンで貯める
期間限定のボーナスキャンペーンや、特定路線・特定運賃でのポイント積算率アップなど、時期によって上乗せ施策が実施されることがあります。効率よく貯めたい場合は、こうした施策の有無を出発前に確認しておくと無駄が減ります。具体的な計算式や到達目安はプレミアムポイントの貯め方で詳しく解説しています。
プレミアムポイントで得られるステータス特典と使い方

プレミアムポイントの本当の「使い方」は、ここから始まります。累計ポイントが一定の基準に達すると、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドといった上級会員ステータスが付与され、翌年度以降の一定期間、搭乗のたびに具体的なサービスとして使えるようになります。プレミアムポイントは貯めた瞬間ではなく、ステータスとして「使う」段階になって初めて価値を実感できるポイントです。
| ステータス | 主な使い方・特典の方向性 | Star Alliance連動 |
|---|---|---|
| ブロンズサービス | 優先チェックインなど基本的な優先サービス | 対象外とされる場合が多い |
| プラチナサービス | ラウンジ利用・優先搭乗・追加受託手荷物など | Star Alliance Gold相当とされる |
| ダイヤモンドサービス | プラチナの特典に加え、より優先度の高い予約待ち対応など | Star Alliance Gold相当とされる |
ブロンズサービスの使い方
ブロンズサービスは、上級会員ステータスの入り口にあたる位置づけです。空港での優先チェックインカウンターの利用など、搭乗前の手続きが少しスムーズになる特典が中心で、「初めてステータス特典を体感する」段階として使うイメージになります。
プラチナサービスの使い方
プラチナサービスからは、空港ラウンジの利用や優先搭乗、受託手荷物の追加枠といった、旅行の快適さに直結する特典が使えるようになります。国際線ではStar Alliance Goldに相当する扱いになるとされ、提携航空会社を利用する際にも同様のサービスを受けられる場面が出てきます。出張や旅行の頻度が高い人ほど、日々の使い方の中で恩恵を実感しやすい段階です。
ダイヤモンドサービスの使い方
ダイヤモンドサービスは、プラチナサービスの特典に加えて、満席に近い便での予約待ち対応など、より優先度の高い場面で使える特典が上乗せされる最上位のステータスです。頻繁に搭乗する層向けの位置づけで、日常的に飛行機を使う生活スタイルの人ほど使い道の多いステータスといえます。
SFC(スーパーフライヤーズカード)修行との関係

プレミアムポイントの使い方として、多くの陸マイラー・上級会員志向の人が最終的に意識するのがSFC(スーパーフライヤーズカード)です。プラチナ以上のステータスに到達した会員は、SFCへの入会資格を得られるとされています。SFCに入会して保有し続ける限り、毎年ポイントを積み上げ直さなくても、上級会員に準じたサービスを継続的に受けられる点が最大の使い道です。
この仕組みを利用して、短期間で基準に到達することを目指す搭乗行動は「SFC修行」と呼ばれています。どの路線・運賃を組み合わせれば効率よくプレミアムポイントを積み上げられるかは、時期や運賃改定によって変わるため、挑戦する場合は最新情報の確認が欠かせません。具体的な達成条件や効率ルートはSFC修行のルートで詳しく解説しています。
⚠ 注意
プレミアムポイントの実績期間は暦年(1月〜12月)を基本とし、年をまたぐとリセットされるとされています。またステータス到達に必要なポイント数や特典の内容は年度によって見直されることがあるため、修行を計画する際は必ず公式サイトで最新の基準を確認してください。
プレミアムポイント活用の注意点とこれからの展望

プレミアムポイントの使い方を考えるうえで、メリットだけでなく前提として知っておきたいリスクもあります。まず、SFC修行のように短期間で基準に到達しようとすると、航空券代や移動時間といった実質的なコストがかかります。得られる特典の使用頻度と、かけるコストが見合うかどうかは、搭乗頻度が低い人ほど慎重に見極める必要があります。
また、燃油サーチャージや運賃体系の変動、ステータス基準そのものの見直しなど、制度は今後も変わっていく可能性があります。一度基準を達成すれば安泰というものではなく、プラチナ・ダイヤモンドの年度ステータスは基本的に翌年度以降も維持し続けるための実績づくりが求められる点は、使い方を考えるうえで頭に入れておくべきポイントです。
一方で、Star Alliance全体を見渡すと、上級会員向けサービスは各社が競って充実させている分野でもあります。長期的には特典の細分化やデジタル化(アプリでの特典管理など)が進むと見られ、プレミアムポイントの使い方そのものが今後さらに分かりやすくなっていく可能性もあります。
まとめ

ANAプレミアムポイントは、貯めて終わりのポイントではなく、基準に到達した先でステータス特典として初めて「使える」ものです。マイルとの違いを理解し、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドそれぞれの特典の使い方をイメージしておくことで、これから貯めるべきかどうかの判断もしやすくなります。SFCへの入会を目指す場合は、最新の基準と自分の搭乗頻度を照らし合わせて、無理のない計画を立てることをおすすめします。
この記事のまとめ
- ✓ プレミアムポイントは交換ではなく到達で「使える」ステータスポイント
- ✓ ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドで使える特典の中身が変わる
- ✓ SFC取得後は保有し続ける限りステータス特典を使い続けられる