ANAの国内線に乗ってマイルを貯める方法について徹底解説!

ANAの国内線に搭乗すると、飛行距離と運賃の種類に応じてマイルが貯まります。ただし「乗ればいつも同じだけ貯まる」わけではありません。同じ区間でも、選んだ運賃の種類によって貯まるマイルは大きく変わります。
この記事では、ANA国内線でフライトマイルが貯まる仕組みを、区間基本マイレージと積算率という2つの要素に分けて整理します。あわせて、運賃種別ごとの積算率の目安と、代表的な区間での試算例を表にまとめました。数値は変更されることがあるため、実際に貯まるマイルは必ずANA公式サイトで確認する前提でお読みください。
※本記事は2026年7月時点で公開されているANA公式サイトの情報をもとに整理しています。運賃種別・積算率・区間の距離は改定されることがあります。最新の内容は必ずANA公式サイトでご確認ください。
フライトマイルは「区間基本マイレージ×積算率」で決まる

ANA国内線のフライトマイルは、次の計算式で決まります。
フライトマイル = 区間基本マイレージ × 積算率
「区間基本マイレージ」は、出発地と目的地の間の距離をもとにあらかじめ決められたマイル数です。「積算率」は、購入した運賃の種類ごとに決められた割合で、100%を基準に、上は150%、下は50%まで段階が設けられています。この2つを掛け合わせた数字が、その搭乗で貯まるマイルになります。
つまり、同じ「東京〜大阪」に乗っても、正規運賃に近い運賃を選ぶか、早めに予約する割引運賃を選ぶかで、貯まるマイルは変わります。安い運賃ほど積算率が低く設定されている点が、国内線でマイルを貯めるうえで最も大事なポイントです。
区間基本マイレージとは
区間基本マイレージは、区間ごとに定められた基準となるマイル数です。ANAによれば、この数値はIATA(国際航空運送協会)が発行する区間距離をもとに設定されています。搭乗者が自分で距離を計算する必要はなく、区間ごとに一覧で公開されています。
代表的な東京発着区間の区間基本マイレージ(積算率100%のときに貯まるマイル)は、次のとおりです。区間の詳細な数値は、ANA公式の国内線区間基本マイレージで確認できます。
| 区間(東京発着) | 区間基本マイレージ(積算率100%時) |
|---|---|
| 東京〜大阪(伊丹・関西・神戸) | 280マイル |
| 東京〜札幌(新千歳) | 510マイル |
| 東京〜福岡 | 567マイル |
| 東京〜沖縄(那覇) | 984マイル |
なお、東京とは「羽田」または「成田」を、大阪とは「伊丹」「関西」「神戸」を指す、といったように、都市名で区間がまとめられています。
積算率とは
積算率は、購入した運賃の種類ごとに決められた割合です。区間基本マイレージにこの割合を掛けた分だけ、マイルが積算されます。正規に近い運賃ほど積算率が高く、割引率の大きい運賃ほど積算率が低くなる傾向があります。
つまり、運賃が安いほど良いとは限りません。旅費を抑えたいのか、マイルを多く貯めたいのかで、選ぶべき運賃は変わってきます。
運賃種別ごとの積算率の目安
ANA国内線の積算率は、大きく5段階に分かれています。どの運賃がどの段階に当てはまるかの目安を、次の表にまとめました。運賃の名称や区分は改定されることがあるため、購入予定の運賃が何%かは、必ずANA公式の国内線フライトマイル(積算率一覧)で確認してください。
| 積算率 | 対象となる運賃の主な例 |
|---|---|
| 150% | プレミアム運賃、プレミアム障がい者割引運賃 など |
| 125% | ANA VALUE PREMIUM 3、ANA SUPER VALUE PREMIUM 28、プレミアム株主優待割引運賃 など |
| 100% | ANA FLEX、往復運賃、障がい者割引運賃、当日空割、各種アイきっぷ など |
| 75% | ANA VALUE 1・3・7、ANA SUPER VALUE 21・28・45・55・75、株主優待割引運賃 など |
| 50% | 個人包括旅行運賃、スマートU25、スマートシニア空割、ANA SUPER VALUE SALE など |
早期割引の代表格であるANA SUPER VALUE系は積算率が75%です。運賃自体は安くなりますが、貯まるマイルは正規運賃(100%)より少なくなります。一方、席のグレードを上げるプレミアム系の運賃は積算率が高く設定されています。
なお、割引が適用される運賃では、積算率の計算のもとになる運賃が変わる場合があります。細かい条件は運賃ごとに異なるため、購入時の画面や公式サイトで確認しておくと安心です。
区間の例で貯まるマイルを試算してみる
区間基本マイレージと積算率を掛け合わせると、実際に貯まるおおよそのマイル数がわかります。ここでは代表的な区間を例に、積算率ごとの試算をまとめました。あくまで前提を置いた試算であり、実際の積算数は運賃条件や搭乗状況によって異なります。
| 区間 | 区間基本マイレージ | 100%のとき | 75%のとき | 50%のとき |
|---|---|---|---|---|
| 東京〜大阪 | 280 | 280マイル | 210マイル | 140マイル |
| 東京〜札幌 | 510 | 510マイル | 382マイル | 255マイル |
| 東京〜福岡 | 567 | 567マイル | 425マイル | 283マイル |
| 東京〜沖縄 | 984 | 984マイル | 738マイル | 492マイル |
同じ東京〜沖縄でも、100%の運賃なら984マイル、75%の運賃なら738マイルと、差が出ることがわかります。飛行機に乗る予定がすでにあるなら、旅費とマイルのバランスを見ながら運賃を選ぶのがよいでしょう。
フライトマイルとプレミアムポイントは別物
ANAには「マイル」とは別に「プレミアムポイント」という仕組みがあります。混同しやすいので整理しておきます。
マイルは、特典航空券や座席のアップグレードなどに使えるポイントです。有効期限内であれば、貯めて使うことができます。一方、プレミアムポイントは、ANAの上級会員資格(ステータス)を判定するための指標です。搭乗のたびに加算され、その年の実績に応じて翌年のステータスが決まります。プレミアムポイントそのものを特典航空券に交換することはできません。
どちらも搭乗で貯まりますが、目的がまったく違います。特典航空券を目指すならマイル、上級会員を目指すならプレミアムポイント、と分けて考えるとわかりやすくなります。
マイルを取りこぼさないための登録の流れ

フライトマイルを貯めるには、まずANAマイレージクラブ(AMC)の会員になり、予約や搭乗手続きの際に自分のお客様番号を登録しておく必要があります。年会費無料のカードから始められるため、まだ会員でない方は先に登録を済ませておくとよいでしょう。
登録のタイミングは、次のいずれでも問題ありません。
- 予約時にお客様番号を入力しておく
- 予約後、搭乗前に登録する
- 搭乗する空港のカウンターやチェックイン時に登録する
通常は、搭乗した翌日ごろにマイルが加算されます。万が一積算されていなかった場合に備えて、搭乗券は一定期間保管しておくと安心です。積算がなかったときは、搭乗後に事後登録を申請することもできます。事後登録には申請できる期限があるため、気づいたら早めに手続きしましょう。手続きの詳細は搭乗のたびに変わることがあるため、公式サイトの案内に沿って進めてください。
今週のトクたびマイルなどのキャンペーンにも注目
通常のフライトマイルとは別に、ANAでは期間限定のキャンペーンが実施されることがあります。対象区間を少ないマイルで利用できる企画や、搭乗でボーナスマイルが加算される企画などが、時期によって登場します。
こうしたキャンペーンは、対象区間・対象期間・条件が都度変わります。実施の有無や内容は時期によって異なるため、断定はできません。旅行の予定を立てる際は、その時点でANA公式サイトのキャンペーン情報を確認しておくと、思わぬお得を拾えることがあります。
貯めたマイルの使い方もあわせて確認しておく

国内線に乗ってマイルを貯めるなら、貯めた先の使い方も知っておくと、目標が立てやすくなります。マイルの代表的な使い道と、初心者向けの考え方は、こちらの記事で整理しています。あわせてご覧ください。
また、特典航空券に交換するには、区間ごとに必要なマイル数が決まっています。国内線・国際線の必要マイルの目安は、こちらの記事にまとめています。
まとめ:運賃の積算率を意識して国内線マイルを貯めよう
ANA国内線のフライトマイルは、「区間基本マイレージ×積算率」で決まります。区間ごとの基準マイル数は距離で決まっており、そこに運賃種別ごとの積算率(50%〜150%)を掛けた分が貯まる仕組みです。
安い割引運賃ほど積算率が低くなる傾向があるため、旅費とマイルのどちらを重視するかで選ぶ運賃は変わります。まずはANAマイレージクラブに登録し、お客様番号を忘れずに登録して取りこぼしを防ぐことが第一歩です。
本記事の数値は2026年7月時点のANA公式サイトをもとにした目安です。運賃・積算率・区間の距離は改定されることがあるため、実際に貯まるマイルは必ずANA公式サイトと搭乗後の履歴でご確認ください。