マーチャンダイジングとは?意味やマーケティングとの違いをわかりやすく解説
この記事は約 7 分で読めます。
マーチャンダイジングという言葉を耳にして、「マーケティングとどう違うのだろう?」「具体的にどんな業務なのだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、私たちが普段利用しているコンビニエンスストアやスーパーマーケットの陳列も、すべてこのマーチャンダイジングの考え方に基づいて作られています。
この記事では、マーチャンダイジングの意味や目的、「5つの適正」と呼ばれる基本原則から、マーケティングとの違いまでを初心者の方にもわかりやすく解説します。
マーケティング検定2級などの資格試験対策としても役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事の内容
- マーチャンダイジングの本来の意味と目的
- 覚えておきたい「5つの適正」と身近な具体例
- 現場で行われる5つの代表的な業務
- マーケティングとの決定的な違い
マーチャンダイジング(Merchandising)とは?
マーチャンダイジングとは、一言で表すと「顧客が欲しい商品を、欲しい時に、欲しい場所で、適切な価格と数量で提供するための商品計画・商品管理活動」のことです。
単に「商品を並べて売る」だけではなく、「売れる商品を揃え、継続的に売れるように管理していく活動」全体を指します。この活動の最大の目的は、ただ商品を販売することではなく、「売上を増やすこと」「利益を増やすこと」、そして「顧客満足度を高めること」の3つにあります。
頻出ポイント!「5つの適正(5 Rights)」と具体例
マーチャンダイジングを深く理解する上で、非常に有名な定義が「5つの適正(5 Rights)」です。検定試験などでも頻出する重要なキーワードですので、ぜひ覚えておきましょう。
具体的には、以下の5つを提供する活動を指します。
1. 適正な商品を
2. 適正な場所で
3. 適正な時期に
4. 適正な価格で
5. 適正な数量だけ
私たちが普段利用するお店でも、このマーチャンダイジングが活発に行われています。わかりやすい具体例を見てみましょう。
- コンビニエンスストア:気温に合わせて夏はアイスクリームの陳列を増やし、冬はレジ横でおでんを増やす。
- スーパーマーケット:仕事帰りの人が増える夕方の時間帯に合わせて、お惣菜を多く並べる。
- ECサイト:売れ筋ランキングを目立たせたり、購入履歴から関連商品を提案したりする(現代的な手法)。
マーチャンダイジングの代表的な5つの業務
実際の小売現場では、主に以下の5つの業務がマーチャンダイジングとして行われています。
- 1. 商品計画:どのような商品を扱うかを決定します。コンビニで新しいスイーツを導入したり、スーパーで季節ごとの特設コーナーを企画したりする業務です。
- 2. 品揃え(アソートメント):どの商品をどれくらいのバリエーションで揃えるかを決めます。「おにぎりを20種類置く」「お弁当を10種類置く」といったバランスを考えます。
- 3. 仕入れ:選定した商品を、どこからいくらで仕入れるかを交渉・決定します。
- 4. 在庫管理:売れ筋商品は多めに発注して欠品を防ぎ、逆に売れ行きの悪い商品は発注を抑えて過剰在庫を防ぐコントロールを行います。
- 5. 売場づくり:商品を店内のどこに配置するかを工夫します。レジの待ち時間につい買ってしまうようレジ前にガムを置いたり、入口付近に季節商品を配置したりする戦略です。
マーケティングとの違いとは?
「マーケティング」と「マーチャンダイジング」、この2つの違いに戸惑う方は少なくありません。結論から言うと、マーチャンダイジングはマーケティング活動の中の一部分であると考えると、非常に理解しやすくなります。
マーケティングは、市場全体を対象とし、顧客価値を創造するための幅広い活動(商品開発、広告宣伝、市場調査など)を指します。
一方でマーチャンダイジングは、対象範囲が比較的狭く、「商品」や「売場」に特化しています。「何を・どこで・いくつ・いくらで売るか」という商品最適化を目的とした実務的な活動です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はマーチャンダイジングの基本的な意味から、具体的な業務内容、マーケティングとの違いまでを解説しました。
特に販売士検定(リテールマーケティング検定)2級などを目指す方は、「適正な商品を、適正な場所で、適正な時期に、適正な価格で、適正な数量だけ提供する活動」という「5つの適正」をそのまま暗記しておくのが合格への近道でおすすめです。
身近なお店の陳列や工夫を観察することで、より実践的な理解が深まります。ぜひ次回のお買い物の際は、お店のマーチャンダイジングに注目してみてください。