マリオットボンヴォイ アメックス プレミアムでマイルを貯める方法

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マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムでマイルを貯めたい方に向けて、ANAマイルへの移行の仕組みと年会費に見合う特典があるかどうかを判断する考え方を整理しました。かつて陸マイラーの定番だったSPGアメックスは新規受付を終了しており、現在申し込めるのは後継のこのプレミアム・カードです。なお本カードは2025年8月21日に年会費と特典条件が改定されているため、改定後の数値で解説します。
あいちゃん昔よく聞いたSPGアメックスって、今はもう申し込めないんですか?マイルを貯めたいんですけど、どのカードにすればいいのか分からなくて。
dogarse実はSPGアメックスは新規受付を終了していて、その役割を引き継いだのが今回の「マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアム」なんです。ただし2025年8月に条件が変わったので、そこも含めて見ていきましょう。
今回の記事の内容
- SPGアメックスは終了、後継カードはどれか
- マリオットポイントからマイルへの移行レートとボーナスの仕組み
- 2025年8月改定後の年会費・特典条件と、損益分岐の判断材料
SPGアメックスは終了、後継はマリオット ボンヴォイ アメックス プレミアム

陸マイラーの間で「最強のクレジットカード」とも呼ばれていたSPGアメックスは、新規受付を終了しました。すでに保有している方は継続利用できますが、これから新たに申し込むことはできません。
その役割を引き継いだのが、本記事で扱う「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」です。SPGアメックスが持っていた「ホテルポイントを貯めて多数の航空会社のマイルに移行できる」「継続で無料宿泊特典がもらえる」という強みは、この後継カードにほぼそのまま受け継がれています。
そもそもSPG(スターウッド プリファード ゲスト)は、スターウッド系ホテルの会員プログラムの略称でした。マリオットグループと統合され、ポイントの名称も現在の「Marriott Bonvoyポイント」へと変わっています。マリオット、シェラトン、リッツ・カールトンなどが所属する世界最大級の高級ホテルグループが、このプログラムの基盤です。
つまり「SPGアメックスでマイルを貯めたい」という需要は、現在はこのマリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムに置き換わっていると考えて差し支えありません。陸マイラーがどのカードを選ぶべきかは、陸マイラー向けカードガイドでも総合的にまとめています。
⚠ 注意
本カードは2025年8月21日に年会費と特典条件が改定されました。改定前の情報を掲載したままの解説記事も残っているため、他サイトで「年会費49,500円」「年間150万円で無料宿泊特典」といった記述を見かけた場合は改定前の数値です。以下は2026年8月時点で公式サイトを確認した内容です。
マリオットポイントからマイルへ移行する仕組み

このカードで貯まるのはアメックス本体のポイントではなく、Marriott Bonvoyポイントです。決済で貯めたポイントをANAをはじめとする航空会社のマイルへ移行して使うのが陸マイラーの王道です。移行の考え方をレートとボーナスの仕組みに分けて整理します。
ポイントは決済に応じて貯まる仕組み
カード決済を行うと、Marriott Bonvoyポイントが一定の還元率で貯まります。ポイント付与率はカテゴリごとに異なり、マリオット系ホテルでの決済がもっとも高く設定されています。2025年の改定では公共料金の付与率が引き下げられた一方、国内のホテル宿泊での付与が手厚くなるなど、カテゴリごとの傾斜が強まりました。正確な付与率はアメックス公式サイトで確認してください。
ポイントをマイルへ移行する仕組み
Marriott Bonvoyポイントは、提携するほとんどの航空会社に対して3ポイント=1マイルの比率で移行できます。ANAとJALの両方に同じレートで移行できるうえ、提携先は40社前後にのぼります。特定の航空会社に縛られず、貯めた後で行き先に応じて移行先を選べる点が、航空会社系カードにはない強みです。
まとめて移行するとボーナスが加算される設計
移行はまとめて行うほど有利になります。60,000ポイントを一度に移行すると、通常の20,000マイルに5,000マイルのボーナスが加算され、合計25,000マイルになります。実質的なレートは2.4ポイント=1マイルまで改善する計算です。小分けに移行するとこのボーナスを取り逃すため、60,000ポイント単位で移行するのが基本方針になります。
ただしこのボーナスには対象外の提携先があります。アメリカン航空AAdvantage、アビアンカ航空LifeMiles、デルタ スカイマイルの3社は加算対象外とされているため、これらを狙う場合はまとめて移行する意味が薄くなります。また移行後のマイルには各航空会社の有効期限が適用されるため、使う予定が固まる前に移行するとかえって失効リスクを高めます。
| 確認する項目 | 2026年8月時点の内容 |
|---|---|
| 基本の交換レート | 3ポイント=1マイル(提携40社前後・ANA/JAL両対応) |
| まとめて移行した場合のボーナス | 60,000ポイントごとに5,000マイル加算(合計25,000マイル) |
| ボーナス対象外の提携先 | アメリカン航空・アビアンカ航空・デルタ航空 |
| 実質レート(ボーナス適用時) | 約2.4ポイント=1マイル |
ANAに特化してマイルを貯めたい方は、直接ANAマイルが貯まる提携カードと比較する価値もあります。おすすめのANAカードを比較した記事も参考にしてください。
ポイントの有効期限は実質気にしなくてよい

Marriott Bonvoyポイントの有効期限は、ポイントの増減があった時点から一定期間で設定されています。ただしカードを使い続けてポイントの獲得や利用が発生していれば、そのたびに期限が延長される仕組みのため、使い続けている限り実質的には有効期限を気にせず貯め続けられます。正確な有効期間は最新の条件を公式サイトで確認してください。ANAやJALの提携カードで貯めたマイルのような失効期限を気にせず、必要なときにマイルへ移行できる点はSPGアメックス時代からの利点です。
この性質があるため、マイルの有効期限を気にせずポイントのまま寝かせておける点が、航空会社系カードとの最大の設計思想の違いになります。
年会費と主な特典を整理する(2025年8月改定後)

このカードの判断で最も重要なのが、年会費に見合う特典を引き出せるかどうかです。2025年8月21日の改定で年会費と条件がともに引き上げられたため、以前の感覚のまま判断すると計算が合わなくなります。以下は2026年8月時点で公式サイトを確認した数値です。
| 年会費(本会員) | 82,500円(税込) |
| 家族カード | 1枚目無料、2枚目以降は41,250円(税込) |
| 無料宿泊特典の条件 | 年間400万円以上のカード利用 |
| 無料宿泊特典の上限 | 75,000ポイント分の1泊 |
| 会員資格 | ゴールドエリート会員資格を自動付与 |
| 宿泊実績 | 新規入会時とカード更新時に15泊分をプレゼント |
無料宿泊特典は年400万円決済が前提になった
改定でもっとも影響が大きいのがここです。無料宿泊特典を受け取るには年間400万円以上のカード利用が必要で、月あたりに直すと約34万円の決済が求められます。改定前は年間150万円が条件だったため、ハードルはおよそ2.7倍になりました。
一方で上限は75,000ポイント分に引き上げられており、充当できるホテルのグレードは上がっています。つまり高額決済をする人にはより手厚く、そうでない人には届きにくい設計へ変わったと理解するのが正確です。年400万円の決済が現実的でないなら、条件が年250万円・上限50,000ポイント分に設定されているスタンダードカード(年会費34,100円)のほうが回収しやすい選択肢になります。
ホテルでの上級会員待遇と15泊分の宿泊実績
カードを持つことで、Marriott Bonvoyのゴールドエリート会員資格が自動的に付帯します。本来は年25泊の宿泊実績が必要なステータスで、客室のアップグレードやレイトチェックアウトといった待遇が受けられます。ただしゴールドエリートには朝食特典が含まれない点は事前に押さえておくべきです。朝食やラウンジが使えるのは上位のプラチナエリートからで、こちらは決済額に応じたアップグレードの対象となります。
見落とされやすいのが、新規入会時とカード更新時に付与される15泊分の宿泊実績です。実際に泊まらなくても年15泊がカウントされるため、実宿泊を10泊積めば合計25泊となり、上位ステータスへの到達が現実的な射程に入ります。宿泊実績を軸にステータスを狙う人にとっては、年会費以上の意味を持つ特典です。ブランドごとの位置づけはマリオットのブランド一覧で整理しています。
損益分岐で考える:年会費に見合うかの判断軸
改定後の損益分岐は、年間決済額でほぼ決まります。年400万円を決済できるなら、82,500円の年会費に対して75,000ポイント分の無料宿泊(ハイクラスなら1泊で数万円規模)と15泊分の実績が得られ、回収は現実的です。逆に決済額が400万円に届かない場合、無料宿泊特典が発生しないまま年会費だけが出ていくことになります。
もう一点、見落とされやすいのが他カードの還元を捨てる機会損失です。年400万円を還元率1%の高還元カードで決済していれば4万円相当が得られたはずで、この分を年会費に足して比較するのが正確な計算になります。マイル移行を主目的にする場合も、3ポイント=1マイルという比率を踏まえて実質的なマイル還元率を出したうえで判断してください。
向いている人と注意すべき人
このカードが向いているのは、年間400万円規模の決済が自然に発生し、かつ旅行やホテル宿泊の機会が多い人です。一方で決済額が年400万円に届かない人にとっては、改定によって最も割に合わなくなったカードだといえます。以前の「年150万円で無料宿泊特典」という評判を基準に検討している場合は、前提が変わっている点を必ず確認してください。年会費を抑えたいならスタンダードカードを、朝食特典を重視するなら他社のホテル系カードを比較対象に入れる価値があります。
まとめ

SPGアメックスは新規受付を終了しており、これから申し込めるのは後継の「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」です。ホテルポイントを3ポイント=1マイルで多数の航空会社に移行でき、60,000ポイント単位でまとめれば5,000マイルのボーナスが加算される仕組みは、そのまま引き継がれています。
ただし2025年8月21日の改定で、年会費は82,500円に、無料宿泊特典の条件は年間400万円の決済に引き上げられました。年400万円を決済できるかどうかが実質的な分岐点で、届かないのであればスタンダードカードや他社カードを検討したほうが回収しやすくなります。数値や条件は今後も改定される可能性があるため、申し込み前に必ずアメックス公式サイトで最新情報を確認してください。
この記事のまとめ
- ✓ SPGアメックスは終了し後継はマリオットボンヴォイアメックスプレミアム
- ✓ マイル移行は3ポイント=1マイル。60,000ポイントごとに5,000マイルのボーナス
- ✓ 2025年8月改定で年会費82,500円・無料宿泊は年400万円決済が条件に
- ✓ 年400万円に届かないならスタンダードカードのほうが回収しやすい