マリオットボンヴォイ アメックス プレミアムでマイルを貯める方法

マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムでマイルを貯めたいと考えている方に向けて、ANAマイルへの移行の仕組みと年会費に見合う特典を整理しました。かつて陸マイラーの定番だったSPGアメックスは新規受付を終了しており、現在申し込めるのは後継のこのプレミアム・カードです。両者の違いも含めて、2026年7月時点の情報で解説します。
昔よく聞いたSPGアメックスって、今はもう申し込めないんですか?マイルを貯めたいんですけど、どのカードにすればいいのか分からなくて。
実はSPGアメックスは新規受付を終了していて、その役割を引き継いだのが今回の「マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアム」なんです。仕組みはほぼ同じなので、順番に見ていきましょう。
今回の記事の内容
- SPGアメックスは終了、後継カードはどれか
- マリオットポイントからマイルへの移行の仕組み
- 年会費と主な特典が見合うかの判断材料
SPGアメックスは終了、後継はマリオット ボンヴォイ アメックス プレミアム

陸マイラーの間で「最強のクレジットカード」とも呼ばれていたSPGアメックス(スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード)は、2022年に新規受付を終了しました。すでに保有している方は継続利用できますが、これから新たに申し込むことはできません。
その役割を引き継いだのが、本記事で扱う「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」です。SPGアメックスが持っていた「ホテルポイントを貯めて多数の航空会社のマイルに移行できる」「継続で無料宿泊特典がもらえる」という強みは、この後継カードにほぼそのまま受け継がれています。
そもそもSPG(スターウッド プリファード ゲスト)は、スターウッド系ホテルの会員プログラムの略称でした。2018年にマリオットグループと統合され、ポイントの名称も「スターポイント」から現在の「Marriott Bonvoyポイント」へと変わっています。マリオット、シェラトン、リッツ・カールトン、ウェスティンといった有名ホテルが所属する世界最大級の高級ホテルグループが、このプログラムの基盤です。
つまり「SPGアメックスでマイルを貯めたい」という需要は、現在はこのマリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムに置き換わっていると考えて差し支えありません。ANAマイルを貯める手段として陸マイラーがどのカードを選ぶべきかは、陸マイラー向けのANAマイルが貯まるクレジットカードのガイド記事でも総合的にまとめています。
マリオットポイントからマイルへ移行する仕組み

このカードで貯まるのはアメックス本体のポイントではなく、Marriott Bonvoyポイントです。決済で貯めたポイントを、ANAをはじめとする航空会社のマイルへ移行して使うのが陸マイラーにとっての王道の使い方になります。移行の仕組みを段階ごとに見ていきます。
ポイントは100円あたり3ポイント貯まる
カード決済では、100円につき3 Marriott Bonvoyポイントが貯まります(2026年7月時点、公式サイトで確認)。ポイント還元率としては3%相当ですが、これはあくまでホテルポイントとしての水準で、マイルに換算するとレートは変わってきます。
3ポイントを1マイルへ移行できる
Marriott Bonvoyポイントは、3ポイントを1マイルの比率で航空会社のマイルに移行できます。この比率で計算すると、100円の決済で1マイル貯まる計算になり、この時点での還元率は1%です。ANAだけでなく、提携する多数の航空会社のマイルに移行できる点が、他社ではなかなか代替できない強みです。
60,000ポイントごとにボーナスがつく
ポイントをまとめて移行すると、一定ポイントごとにボーナスマイルが加算されます。60,000ポイントを一度に移行すると、通常20,000マイルに加えて5,000マイルのボーナスがつく仕組みで、合計25,000マイルを獲得できます。この場合、200万円の決済で25,000マイルとなり、実質還元率は約1.25%まで上がります。
下表は前提条件を置いた移行レートの早見表です。ボーナス条件やレートは改定される可能性があるため、最新の数値は必ずアメックス公式サイトで確認してください。
| 移行の内容 | 獲得マイル | 実質還元率の目安 |
|---|---|---|
| 3ポイントを移行 | 1マイル | 約1% |
| 60,000ポイントをまとめて移行 | 25,000マイル(ボーナス5,000込み) | 約1.25% |
ANAに特化してマイルを貯めたい方は、移行前提の本カードだけでなく、直接ANAマイルが貯まる提携カードと比較する価値があります。目的に合ったカード選びはおすすめのANAカードを比較した記事も参考にしてください。
ポイントの有効期限は実質気にしなくてよい

Marriott Bonvoyポイントの有効期限は、ポイントの増減があった時点からおおむね24か月です。ただしカードを使い続けてポイントの獲得や利用が発生していれば、そのたびに期限が延長される仕組みのため、実質的には有効期限を気にせず貯め続けられます。
この点は、SPGアメックス時代から変わらない大きな利点です。ANAやJALの提携カードで貯めたマイルには失効期限がありますが、ホテルポイントとして貯めておき、必要なときにマイルへ移行する運用なら、期限切れのリスクを抑えられます。移行後のマイルには各航空会社の有効期限が適用される点だけ注意しておきましょう。
年会費と主な特典を整理する

このカードの判断で最も重要なのが、年会費に特典が見合うかどうかです。2026年7月時点の主な項目を整理します。金額や条件は改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。
| 年会費 | 82,500円(税込) |
| 家族カード | 1枚目無料/2枚目以降41,250円(税込) |
| ポイント付与 | 100円につき3 Marriott Bonvoyポイント |
| マイル移行 | 3ポイント=1マイル、多数の航空会社に対応 |
| 継続特典 | 更新ごとに無料宿泊特典(最大75,000ポイントまでのホテル) |
| 会員資格 | Marriott Bonvoy「ゴールドエリート」資格 |
更新ごとの無料宿泊特典が年会費を支える
年会費を支払ってカードを更新すると、翌年度に無料宿泊特典が付与されます。2026年7月時点では、最大75,000ポイントまでのホテルに1泊無料で宿泊できる特典です。繁忙期のハイクラスなホテルは1泊で数万円かかることも珍しくないため、この特典を毎年活用できれば、年会費の大部分を実質的に回収できる計算になります。
ただし特典が付与されるのは2年目以降(初回更新時)である点には注意が必要です。1年目は無料宿泊特典を受け取れないため、初年度の年会費だけを見ると割高に感じる場合があります。継続利用を前提に、複数年で元が取れるかを判断するのが現実的です。
ホテルでの上級会員待遇が受けられる
カードを持つだけで、Marriott Bonvoyの「ゴールドエリート」資格が付帯します。本来この資格は年間25泊以上の宿泊で得られるステータスですが、年会費を支払うことで維持できます。ゴールドエリートでは、客室のアップグレードやレイトチェックアウトなど、旅行の満足度を高める待遇が受けられます。ホテルによっては対象外の場合もあるため、実際の待遇は宿泊先の運用に依存します。
向いている人と注意すべき人
このカードが向いているのは、旅行やホテル宿泊の機会が多く、無料宿泊特典やエリート資格を毎年使い切れる人です。一方で、年会費が82,500円と高額なため、決済額が少なくホテル特典もあまり使わない人にとっては、年会費が重く感じられる可能性があります。「絶対にお得」と言い切れるカードではなく、自分の利用スタイルに合うかどうかで評価が大きく変わる点は押さえておきましょう。
まとめ

SPGアメックスは新規受付を終了しており、これから申し込めるのは後継の「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」です。ホテルポイントを貯めて多数の航空会社のマイルに移行できる仕組み、実質的に気にしなくてよいポイント有効期限、更新ごとの無料宿泊特典といったSPGアメックスの強みは、そのまま引き継がれています。
2026年7月時点の年会費は82,500円(税込)と高額ですが、更新時の無料宿泊特典とゴールドエリート資格を毎年活用できるかどうかが判断の分かれ目です。マイル移行レートや年会費、特典は改定されることがあるため、申し込み前に必ずアメックス公式サイトで最新情報を確認してください。ANAマイルを貯める他の選択肢と比較したうえで、自分の旅行スタイルに合うカードを選ぶことをおすすめします。