Wi-Fiの通信速度が遅い時の対策についてまとめてみた
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家にWi-Fiを設置しているが速度が遅くていらいらする。どうにかして速度が早くなるように対策を知りたい。
このようにお困りの人を助けるための記事をまとめました。
Wi-Fiという名前は知ってはいるものの、「Wi-Fiって何?」て子供に聞かれたとき答えられる人は少ないかと思います。
私も答えられませんでした。
そんな恥をかかないようにここにWi-Fiとはなにかをまとめておきました。
そもそもWi-Fiとは?
Wi-Fiは、「Wireless Fidelity」の略
Wirelessは線がない、無線という意味はわかりますね。
Fidelityとは、「忠実」という意味です。なぜ忠実?
それは音響機器のHi-Fiをもじってつけられたからのようです。
Hi-Fiとは、High Fidelityの略です。
意味は音響機器の「原音に忠実な再現」です。
要は、Wi-Fiも線がなくても忠実にインターネットにつなげますよといった忠実に再現できると意味が込められているようです。
「IEEE 802.11」規格に準拠しているのがWi-Fi
無線LANがで始めた頃、規格がバラバラで製品によってはつながらないなどのユーザーにとって不便でした。
そこで解決策として、無線LANの規格を定めて決まったのが、「IEEE 802.11」です。
Wi-Fiはこの「IEEE 802.11」の規格に準拠して、相互接続が可能と認められた製品につけられたロゴのことです。
まずは通信速度チェック
どのように通信速度をチェックするのかがまずわからないですよね。
調べた結果一番わかりやすかったのは、Netflixが運営しているチェックサイトでした。
ここにアクセスすると自動的に測定を開始してくれました。
私の自宅の通信速度が遅いなと思っている時の測定結果がこちら↓
590kbps
早いのか遅いのかわからない。笑
まず単位について確認していきましょう。
bpsとは?
bpsとは、「1秒間に何bitのデータを送信できるか」を表した単位です。
つまり、1,000bpsが1kbpsなので、590kbpsは590,000bpsとなります。
1秒間に59万bitのデータを送信できる状態です。
補足として、8bit(ビット)で1b(バイト)です。
そのため、8bpsの速度であれば、1秒で1b(バイト)のデータを送信できます。
59万bitはつまり
59万bit(ビット) ÷ 8 = 73,750b(バイト)
それではこれが早いのか遅いのかみていきましょう。
変換早見表 | |
1,000bps → | 1kbps |
1,000kbps → | 1Mbps |
1,000Mbps → | 1Gbps |
変換早見表 | |
1,024b → | 1KB |
1,024KB → | 1MB |
1,024MB → | 1GB |
用途 | 通信量 | 必要通信速度 |
ネットサーフィン | 約400KB | 約3,5Mbps |
メール | 約18KB | 約0.15Mbps |
地図 | 約3MB | 約24Mbps |
動画 | 約100MB | 約100Mbps |
100Mbpsの通信速度があれば、3分の動画を約8秒でダウンロードすることができます。
100Mbpsの通信速度があれば、1秒間で約12.5MBを読み込むことができる。
よって、590kbpsはめちゃめちゃ遅いことがわかりました。笑
これをどうやったら解決できるのかを調べました。
【対策1】ルーターの周りに物を置かない
ルーターから電波が飛んできてインターネットに繋がるわけですから、電波が届きやすいように周りにはできるだけ物を置かないようにしましょう。
【対策2】電子レンジの近くに置かない
電波には周波数というものがあります。
同じ周波数だと、電波干渉しつながりにくくなります。
その場合はルーターの電波の周波数を変えると通信状態がよくなる可能性もあります。
【対策3】IPv6接続をしてみる
急に難しくなりましたね。
IPv6とは?
IPv6とは、「アイピーブイロク」と読み、「Internet Protocol version 6」の略です。
インターネットで通信する際にルールがあるのですが、そのバージョンが6のやつです。
いままではIPv4でバージョン4だったのですが、5をとばして6が使えるようです。
IPv6の接続を使う場合には、プロパイダーへの申し込みと準備が必要です。